2007年5月中のリリースが予告されていた(以下CoH)のDirectX 10対応パッチが,ギリギリのタイミングとなる北米時間5月31日に公開された。日本語版や英語版などの「1.61→1.70」パッチは,公式サイトから入手可能になっている。→(日本語版は「JA_161_170_Patch.exe」,英語版は「EN_161_170_Patch.exe」をダウンロードしてください。ファイルサイズはいずれも13.1MBです) ちなみに,パッチのリリースに合わせてNVIDIAが報道関係者に向けて公開したレビュワーズガイドによると,DirectX 10パッチにより,Windows Vista環境において,以下のような要素が追加されるという。全体的に,細かなリアリティの向上が図られる方向でのアップデートになっているようだ。レビュワーズガイドに収められていたDirectX 10版(左)とDirectX 9版(右)の比較画面から一部を抜粋。ここでは影の表現の違いがアピールされている
なお,1.70パッチは必ずしもDirectX 10=Windows Vista環境専用というわけではなく,DirectX 9&Windows XP環境にも適用可能。DirectX 10周りの追加以外にも,ゲームがクラッシュする問題や,ゲームのハック対策,垂直同期のデフォルト有効化(-novsyncオプションにより無効化も可能),ゲームバランスの調整などが行われており,DirectX 9環境のユーザーにとっても意味のあるアップデートといえそうである。 ところで,パッチのリリースと時を同じくして,32/64bit版Windows Vista用となる「GeForce 8」シリーズ専用の公式最新β版グラフィックスドライバ「ForceWare 158.45 Beta」が,NVIDIAの運営するゲーマー向けコミュニティサイトで公開された。 驚くべきは,同β版の修正内容が,「CoHのDirectx 10版におけるパフォーマンス向上」(※原文「Increased performance for the DirectX 10 version of Company of Heroes.」)のみであること。言ってしまえば,全世界百万人ちょっとのCoHファンのためだけにリリースされた“CoH専用”バージョンだ。 ドライバの更新作業は自己責任となるうえ,Windows Vista環境でCoHをプレイしている人以外にはとくに意味もないため,GeForce 8シリーズのGPUを利用するすべての人に勧められるものではない。ただし,「これは自分のために用意されたものだ」と思った人もいるだろう。そんな人は,アラド戦記 RMT,パッチとセットで導入してみてはどうだろうか。(佐々山薫郁)●ForceWare 158,FF11 RMT.45 Beta→→
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