2013年1月22日火曜日

だけどやっぱりゲームが作りたくて「DARK SOULS」の宮崎英高氏に聞いたフロム・ソフトウェアという会社の

 現場のプロデューサーを通して,フロム?ソフトウェアが昨今好調な秘密を探ろうという今回の企画だが,本稿では,「」と「」を作り上げた宮崎英高氏へのインタビューをお送りしたい。  宮崎氏は,言うまでもなくフロム?ソフトウェアを代表する開発者の一人であり,上記の二作品で,クリエイターとしての実力を世に知らしめた人物である。  一方で,宮崎氏は,根っからのゲームクリエイターというわけではなく,30歳の手前で異業種から転職してきたという,変わった経歴を持つ。  ゲーム制作はまったく素人だった氏が,なぜ,どういった経緯で人気ゲームを生み出すに至ったのか。そして,そんな宮崎氏を見出し,プロデューサーに据えたフロム?ソフトウェアとは一体どんな会社で,何を考えている集団なのか。  「Demon's Souls」が企画として立ち上がった経緯や「DARK SOULS」の開発秘話,そしてその中から見えてくる宮崎英高という人間の考え方……。興味深い話をたくさん聞くことができたので,早速お届けしたいと思う。 宮崎英高(みやざき ひでたか):フロム?ソフトウェア 執行役員 制作第一部長 「面白いものを作りたい」という建前が強く機能している希有な会社 :  本日はよろしくお願いします。先日「ARMORED CORE V」を手がけた鍋島俊文氏に,フロム,プライドオブソウル RMT?ソフトウェアとはどういう会社なのかというテーマのインタビューをさせていただきました。  今回は,「Demon's Souls」「DARK SOULS」というヒット作を立て続けに生み出した宮崎さんに,同じような主旨でお話を聞かせていただければと思います。 宮崎氏:  こちらこそよろしくお願いします。  でも,「フロム?ソフトウェアとは?」という話は,鍋島が語り尽くしているのでは,と思いますが。 :  それはそうですが,宮崎さんからはいつも面白い話が聞けるので,そこは軽い気持ちで来ています,ファイターズクラブ RMT。 宮崎氏:  なるほど……何気にハードルが上がった気もしますが,できるだけ頑張ります。 :  ともあれ,フロム?ソフトウェアという会社についての話をお聞きするにしても,宮崎さんと鍋島さんでは,勤務年数も関わってきたタイトルも違うわけで,立ち位置も大きく変わりますよね。  まずは宮崎さんから見た,フロム?ソフトウェアという会社のことから話を聞かせていただければと思います。 宮崎氏:  鍋島は業界歴,フロム?ソフトウェア歴15年くらいかと思いますが,私の方は5
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