。 今回のシナリオは,現代の新宿を舞台としているものの,奇妙な人物から奇怪な招待を受け取り,ある場所を訪ねていくのは,ホラー小説やホラー映画の定番だ。こうしたオープニングは,ゲームの雰囲気を大いに盛り上げてくれることだろう。 なお上の描写では,各プレイヤーの立ち位置はあらかじめ決まっていたような書き方になっているが,実はプレイヤーと沼田の関係は,セッション中にプレイヤー達に自由に決めてもらっている。TRPGは会話型のゲームであり,キーパーだけでなく,プレイヤーもまた,物語の重要な語り部となりうる。自分のキャラクターを動かしやすくするため,ルールや世界観の範囲で設定を付け加えていくのも,TRPGの楽しみ方の一つである。 ここではそんなプレイ風景を,ちょっと覗いてみよう。 瀬尾:では私は,エログロ専門雑誌「エログロ?ジャパン」の編集者ということにします。そこで,沼田先生の著作を「1冊」出版したことがあったと。新宿にある,とても素晴らしい出版社ですよ! キーパー:1冊というのがまたリアル(笑)。 瀬尾:だって先生の家,足の踏み場がないし,セクハラがヒドイし……。 田中:じゃあ俺も,その「エログロ?ジャパン」に漫画を描いてたことにしようかな。 岡和田:今,クトゥルフ神話作品で流行中のコミカライズですね! 瀬尾:じゃあ,うちから沼田作品のコミカライズを出したり,先生の作品の挿絵を描いたりしてたのかな? 田中:〈製作:マンガ〉技能は35%しかないので,リネージュ2 RMT,描くのに普通の2倍ぐらいかかりますけど。 キーパー:35%は,プロの成功率じゃないけどね(笑)。 岡和田:では私は,沼田先生の小説を紹介した記事を書いていることにします。〈オカルト〉や〈博物学〉の技能を持っているので,沼田作品に共感していると。これなら,沼田の遺産からどんな魔道書が出てきても,私の手にまわってくるハズ,DQ10 RMT! ホラー物で,奇妙な人物から招待され,その人物が「自分はもう死ぬから」などと言いだせば,その死にまつわる「何か」が登場するのは必定だろう。「クトゥルフ神話」の場合,有名な「ネクロノミコン」を始めとした魔道書が,その何かである確率はかなり高いといって良い。 熟練のプレイヤーである岡和田は,それを踏まえた上で,自らの技能や立ち位置を設定しているわけだ。 実際のプレイ風景はこんな感じ。ホラー物だからといって,プレイヤーまで神妙になる必要はない。シナリオの内容とギャップはあるが,基本はこんな感じでまったり進んでいく
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